相続税は、2015年より基礎控除が引き下げられたため、これまで必要なかった場合も、相続税の計算が必要となりました。
そこで今回は、相続税の計算についてご紹介します。
▼相続税の計算手順
■相続税対象の遺産を確認
まずは、不動産や預金などの財産を確認し、債務がある場合は差し引いて、遺産の額を出しましょう。
この差し引いた額が、課税対象の遺産となります。
■課税価格式
本来の相続財産+みなし相続財産+相続開始前3年以内の贈与財産+相続時精算課税による贈与財産?非課税財産?債務=課税価格
となります。
そして遺産総額から基礎控除を引いた額が、課税遺産の総額となります。
■法定相続分でそれぞれの課税価格を計算
法定相続分で遺産分配を行ったら、各相続人の取得額を算出します。
各相続人の相続額が分かったら、相続税の速算表を使い相続税を計算します。
▼相続税を引き下げるための制度
相続税には、税額控除という制度があるため利用すれば税額を引き下げることが可能です。
■贈与税額控除
贈与時税は相続税から差し引くことが可能。
ただし相続開始前3年以内に贈与された財産が対象。
■配偶者控除
法定相続分もしくは1億6,000万円分の控除が可能。
■未成年者控除
相続人の中に未成年が含まれている場合、満20歳まで年数1年毎10万円の控除が可能
以上、相続税の計算は、複雑なため悩まされる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
当社では、相続税についてのご
相談を承っております。
お困りの方は、お気軽にご
相談くださいね。